上の写真は肉眼を1倍として顕微鏡の最大倍率21倍で拡大した状態を比較できるように並べたものです。
この比較写真から分かりますように、顕微鏡の拡大視野の方が細部まで目視で確認することができるため見落としを少なくできると考えております。
歯科治療は細菌をできる限り少なくすることが良好な治癒や再発予防につながると考えております。
そのため当院では細部を目視で確認できる顕微鏡を使用する方が有利であると考えております。
歯を抜きたくないというのは患者様も我々歯科医療従事者共に共通の願いです。しかしながら状況が悪い歯がなぜ問題を起こしているのかという理由を見つけ出すこと。いわゆる診断、診立てが肉眼だけでは困難な事が多いのも事実です。
顕微鏡(マイクロスコープ)を用いる事で、なぜ悪くなったのか、どうすれば歯を残す事が出来るのか、もし残す事ができない場合は、なぜ残す事ができないのかを明確に画像で御説明する事が出来ます。
虫歯も歯周病も細菌が感染する感染症です。
感染源である細菌を取り残さない,見逃さない事が非常に重要なのです。
その為、全診療室に顕微鏡を完備し、全ての歯科医師、歯科衛生士が顕微鏡を用いております。
以上、ほぼ全ての治療において顕微鏡(マイクロスコープ)は必須であると考えています。
清水歯科藤沢院では、歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)を用いたメインテナンスの訓練を受けた歯科衛生士が担当しております。
メインテナンスでは、以前の状態からの変化を見逃さない事が重要な要素の一つになっておりますが、マイクロスコープを用いる事で肉眼で行うメインテナンスと比較してより患者様の歯の状態を正確に把握できるようになりました。
またそれだけではなく、顕微鏡(マイクロスコープ)をメインテナンスに使用する事には大きなメリットがあります。
1.
歯科治療において顕微鏡を使用すると肉眼では見えない物が見えるようになる為、処置する内容が増え治療時間が長くなる事が多いです.
ただし、長持ちする治療を行う為には肉眼で見逃してしまうような問題もしっかり解決する顕微鏡の存在が必要なのです.
2.
全ての治療分野に関して専門家レベルの治療を1人の歯科医師が網羅出来るほど歯科治療技術は生易しいものではないと認識しています。
当院では、各々の専門分野を持って治療に従事しておりますので全ての治療を1人の歯科医師が担当する担当医制ではなく、専門分野制をとらせて頂いております。御理解の程、宜しくお願いいたします。
3.
虫歯の詰め物(CR充填)や根管治療では、保険で行われている治療の何倍も時間がかかります。
顕微鏡歯科治療の費用は状況によってまちまちで一概にはいえませんが、所要時間やその技術的な難しさから健康保険外の自由診療になることが多くなります。
ただし、顕微鏡を使ったからといって必ず保険が使えないというわけではありません。一度、来院いただいて御相談ください.