歯科人間ドック(歯科検診)

歯科医療従事者として一番嫌なのは、患者様に来院いただいた時にすでに

病状が深刻で手遅れになっている場合です.

清水歯科藤沢院では、歯科治療特有の痛みが出にくい病気

歯周病 神経のない歯 顎関節 咬み合わせ)を中心に徹底した検査を

行っております.

 

歯科人間ドックの必要性

虫歯・歯周病・咬合病は、細菌感染・噛み合わせの不調和などが原因で起こります。
 歯科治療を成功させるには、病気の原因を知り、正しい治療計画を立てることが不可欠です。
 「日本歯科人間ドック学会」の推奨する歯科人間ドック検査はお口の健康ひいては全身の健康を守るために、とても重要な検査です。

*主な検査
(1) 噛み合わせの検査:個人の歯型の模型を作り、噛み合わせと歯の状態を調べます。
(2) 顎関節・筋診査:噛み合わせの不調和による顎関節・筋肉の不調を調べます。
(3) 虫歯の検査:虫歯菌の量、唾液の虫歯菌に対する緩衝能力を調べます。
(4) 歯周病の検査:歯周病菌の量、唾液の歯周病菌に対す緩衝能力、歯周病の進行状況を調べます。

 人間は、口内が健康でないと、その状態に適応すべく、口内を変化させてしまいます。この適応により、いろいろな不調が出てくることがあります。

 たとえば、右の噛み合わせが高いと、これを避けて左で噛むようになり、この噛み方を脳が覚え、左だけで噛むようになってしまいます。それにより、特定の歯だけに負担がかかり、歯は欠けたり割れたりして虫歯になってしまいます。また、歯の周りの骨・歯肉にも負担がかかり、歯周病が進行します。
 適応は本人が気付かないうちに起こることが多く、知らない間に病状が悪化してしまいます。それを防ぐために、歯科人間ドック検査は必要不可欠です。


歯科人間ドックとは?

近年、医科人間ドックは受診率が高まり、メタボリックシンドロームすなわち、肥満・高血圧・高脂血症・糖尿病などによる健康阻害が、わかってきました。
 一方、歯科でも、口腔内の細菌・治療用金属、様々な歯科疾患が糖尿病・心臓疾患・骨粗しょう症・肺炎・アルツハイマー・アレルギーなどに関与することが明らかとなり、医科から歯科へ検査依頼が増えてきました。これを踏まえて歯科人間ドック学会が誕生しました。実際に、整形外科の手術に先立ち、歯周病検査・治療を依頼されたケースもありました。しかし、未だに歯科人間ドックの重要性の認識は歯科医にも広がっていないのが実状です。
 歯周病は歯石を取るだけ、虫歯は削って詰め、悪くなるとまた削る、歯が無くなると入れ歯・インプラントを入れ、また抜歯になると入れ歯・インプラントの追加という治療の繰り返しでは、歯をどんどん無くします。
 歯科人間ドックでは、虫歯・歯周病・その他の感染症・噛み合わせの状態を検査し、種々の検査薬や機器で検査し、より高度な検査が必要なら指定医療機関で行い、診査・診断に役立てます。
 適切な検査、適切な診査・診断なくして健康な体・健康なお口作りはあり得ません。

 

最近、患者様のお口が変わった!?

 

最近、日々の歯科治療で感じることは、お口の中の粘膜や舌に潰瘍、

ビランを伴う疾患及び前癌症状を疑う状態の患者さんが多いことです。
おそらく此のことは、今、歯科医師全員が感じていることではないしょうか。現在2人に1人が癌で亡くなる時代だと思えば当然なことかもしれません。
この原因は何でしょう。
欧米化した食事による肉や脂肪の取りすぎだけでしょうか。また、未だ原因が特定できていない疾患も多くありこのような疾患は○○症候群あるいは、人の名前の付いた病名になります。
 現代では、本来存在しない化学合成剤が洗剤・シャンプー・リンスは言うに及ばず、歯磨き粉・マウスリンスにまで含まれています。
 歯科治療では多くの金属が使われます。この金属によりアレルギー反応や歯の変調を引き起こす事が知られています.
 このことが、お口の中の変調、体の不調をきたしているのかもしれません。お口の中に入る人工物、材料、金属は慎重に吟味するべきでしょう。