金属アレルギーとは接触してすぐに症状が出る花粉症やアトピー性皮膚炎とは異なり、時間が経過してから症状が出る遅延型のアレルギーです。

汗や唾液等、体液によって金属が溶け出すと金属イオンとなり、体内でタンパク質と結合する。金属イオンとタンパク質が結合した物質は抗原情報としてTリンパ球に伝達される。

このTリンパ球から作られたT細胞は、再び同じ金属が体内に入り込んだ時に金属を異物と判断し、アレルギーを発症する。

金属アレルギーの症状は様々である。

血液を介して直接触れていない部位に起きる全身性接触皮膚炎や、金属と直接触れる部分に現れる接触性皮膚粘膜炎がある。

歯科金属アレルギーにより引き起こされる症状には口の中に出る症状と、お身体に出る症状に分けられます。

歯科金属により引き起こされる症状は

舌炎、口内炎、口唇炎、

扁平苔癬（扁平苔癬）

味覚異常　

口腔粘膜、舌に灼熱感（舌痛症）　

歯、歯肉の色素沈着

などが挙げられます。

歯科金属アレルギーの症状は口の中に出るものばかりではありません。突然の原因不明の皮膚病として悩まれる場合は歯科金属アレルギーの可能性を考えるべきでしょう。代表例として次のようなものがあります。

全身性接触皮膚炎

接触皮膚（粘膜）炎

蕁麻疹（じんましん）

扁平苔癬（へんぺいたいせん）

掌蹠膿疱症（しょうせきのうほうしょう）

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